一般社団法人富山県臨床検査技師会

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開催・報告・お知らせ

令和8年度日本臨床検査技師会 中部圏支部 血液研修会に参加して

2026.08.19

厚生連高岡病院 髙尾 美沙里

 

 令和8年度日本臨床検査技師会中部圏支部血液研修会に参加しました。本研修会は「認定技師を目指して〜形態の見方・考え方〜」をテーマとして開催されました。

 講演1の講義では、アドバイスサービスの事例から考える、日常の鏡見時に見逃すと困る血液検査の所見についてでした。特に印象に残った事例は、球状赤血球の所見はAIHAや遺伝性球状赤血球症で見られ重要な所見であることは認識していましたが、赤血球製剤中の赤血球は保存液中で球状化してしまうことがあるため、赤血球製剤輸血後の末梢血液像にも所見としてみられることがあるということでした。

 1日目の最後には3症例の症例検討を行いました。予め配布されていた所見を参考に問題形式でどのような疾患が考えられるか、注目する所見は何か、必要な検査は何かなどをグループで話し合いました。グループの方々の意見を聞いていると事前に自分で考えてきた所見以外にも多くの注目すべき所見がありました。また、考えられる病態も1つとは限らず、より深いところまで考えなければならないことを痛感しました。

 講演5では血液形態・検査のピットフォールについて学びました。特に印象に残った事例はTTPなどで起こる血管内溶血を示唆する所見についてでした。TTPでは末梢血液像に破砕赤血球があるかどうかが重要な所見であると思っていましたが、破砕赤血球が増えていなくてもTTPは否定することができないため、否定できるまではTTPとして対応していくこと、血管内溶血が進行すると心筋障害が起こるため、トロポニンを測定することが重要であることを知ることができました。

 今回の研修会で学んだことをルーチンに活かして臨床側へアドバイスサービスが出来るよう頑張りたいと思います。

令和8年度日本臨床検査技師会 中部圏支部 血液研修会に参加して